2018年04月02日
不動産の売却相談で注意しなければならないこと
チラシからネットへの依存
インターネット社会がもたらす不動産の流通システムが大きく変わったのは最近の話、
代表取締役の伊藤が社会人になったころの不動産会社は、主に紙媒体を使った広告展開が主軸でした。
そんな頃は、携帯電話も高嶺の花、新人社員だった頃に先輩にすすめられて買った携帯電話は当時加入権が20万円、レンタル機種で電話がかかるだけの単純なものでした。
携帯電話の普及、そして進化によってスマートフォンが
当時アップルが出したiphoneがこんなに普及するとは思いもしませんでした。
それに合わせるかのように、不動産広告の効果も、紙媒体ではほとんど得られなくなり、ネットを通じた情報社会に変わっていったのですが、大手不動産会社に限らず、中小でも情報が入手できるシステムを売り出したのが、今の「一括査定サイト」です。
一括査定サイトを利用される前に
一見便利そうに見える一括査定サイト、その使用法を誤るととんでもないことが起こります。
気軽に…なんて書いてありますが、業者から見ると本当に欲しいのは「売りたい人」の情報
この情報をサイト運営業者から購入しているわけです。
当然、経費をかける以上、その見返りを期待するわけですが、複数の業者に情報が開示されれば、その情報開示数に応じてサイト運営業者は利益を得ることができます。
でも不動産業者は違います。
『売りたい人』の依頼がなければ、情報提供料を支払うだけのもの
『スグに売らない人』でも、そのことは知りません。
査定無料といっていますが、実はそれなりに経費もかかっているのです。
その経費の回収をするためには?
そうです。依頼を得るために、本音と異なるリップサービスが飛び出します。
売れない価格での売却査定価格提示です。
大手の不動産会社ほど、この傾向にあります。何故なら、大手不動産会社社員は、広告経費は会社のお金、つまり自身の腹は傷みません。ところが中小となると、少ない情報を得るために必死です。これがいい方向に出れば売りたい人にとってもメリットが生じますが、悪い方向に出ると…当初提示いただいた査定金額では売れず、長期化してしまい、終いには価格下落となりかねません。
一括査定サイト運営業者にとっては、「売れる」「売れない」にかかわらず、情報提供料が入ってくるから問題ないのです。
一括査定サイト運営業者は「不動産業者」ではありません!
売れる価格査定を!
不動産のリアルアイでは、一括査定サイトを全否定するつもりはありません。
上手に利用していただければなあと思うばかりです。
しかし、査定とは?
「3カ月以内に成約できるだろう見込」を提案するものであり、「確約」ではないのです。
「確約」=買取査定のことで、これは「この値段なら買い取る」という内容のもの…
株式会社リアルアイのスタンスは…
市場に基づく流通相場の提案
そしてその提案に結びつく根拠に基づいた査定価格の提示
そして、売主様のご希望に応じた売出価格提案となります。
長年の仲介実績で感じることは、査定価格と乖離した売出価格での売り出しは、結果査定価格以下での成約しかできないということです。
成約率100%を目指して
株式会社リアルアイで受任した不動産の売却依頼で売れ残った物件はありません。
専任媒介契約で受託した物件は、すべて売り切っております!
何故か?
無理な売出価格を提示しないからです。
同時に高値出しした物件も、最初に価格見直しのポイントをお知らせして受託しているからです。
おかげさまで、他社が扱わないような長期案件も、最初の相談時から細かく対応させていただいております。