2019年09月03日
成約御礼 名古屋市中川区松年町2丁目 土地
親から相続した大切な財産を売却する
今回の取引は、相続による共有物分割、もともとこの土地には借家があったのですが、入居者の完全退去をもって取壊しを先行!
そして、どのように共有物を分けるのか?からの相談でした。
「角地と非角地では価格が違う!」
そんな中、評価をどうするか?リアルアイでは2019年3月に提案をさせていただきました。
複数の不動産業者に相談した売主様
不動産を売却するとなれば、「その評価は適正か?」を図るために、複数の業者に相談を持ち掛けるところだと思います。
今回のお客様のご自宅に伺った際にも、複数の不動産業者が、土地の登記事項証明をもとに、ダイレクトメールを定期的に送っているようでした。
共有者のお一人は、不動産取引の知識もある方で、ご相談もされていたようです。
業者選びの決め手はお子様の一言
そのような中、何故一宮市のリアルアイにご依頼がいただけたのか?
先日からご相談をいただいていた共有者のお子様が「この土地に自宅を建てたいと思うが…」という相談。
そうなれば、親の持ち分はともかく、他の共有者の方が持ち分を譲っていただけるのか?というお話になりました。
すると…
「まずは売り出しましょう!」そして、「もし高く買っていただける方がいるなら…」というお話になりました。
7月末に媒介契約を締結いたしました。
ホームページやAthomeで広告活動をすると
まずは一番最初にいただいたお問い合わせが「この土地に倉庫は建てられるか?」という内容でした。
詳しく聞くと、事業をされている会社さんで購入を検討したいという内容でしたが、用途地域の制限により規模等で制約を受ける可能性もあったため、名古屋市の建築指導課でご自身の用途に合うか?ご相談されては?というお話を差し上げたところ、「購入したい」というお話になりました。しかし、商工自営業者様や一般法人の場合、借入をしてとなると、事前に確認をしていただかないと次のステップには進みません。そんな中、他のお客様からも同様に「半分なら是非購入したい」という相談をいただきました。
売主様にご相談を差し上げたところ、「半分だと再測量の必要がある」という理由から躊躇されていました。しかし、どうしてもとなればやむを得ないという回答も得ておりました。
そんな中、大手中小を問わず、多くの不動産業者や建売分譲業者が問い合わせをしてきました。
多くは、「物件の確認」と称して、「取引をさせてほしい」という内容でしたが、指定流通機構に登録する前に、購入申込を頂戴していたため、ご紹介は差し控えておりました。
仲介業者は酷い話がいっぱいでした。
⇒営業時間外に電話がある。
⇒折り返すと、発信者が不明。
⇒携帯電話から問い合わせがある。
⇒FAXで一方的に問い合わせがある。
これらすべてを弊社ではお断りの材料としており、基本弊社ホームページ上の業者向け問合せページからに限定しております。
すると、「買取します」という内容の業者もありました。
しかし、多くの買取業者の条件は、一般エンドユーザーや一般法人よりも転売利益を乗せるため、価格交渉はあたりまえ、瑕疵担保責任は一般エンドユーザー以上の責を問う内容が大半です。 従って、不動産業者への買取を模索することは得策とは言えません。
⇒このことを売主様にも報告し、ご理解をいただいておりました。
焦らず、契約
結果から言えば、正式な書面をいただいたのは、すべての条件が整ってからでした。
法人の買受であったため、融資利用特約は付保しておりません。
転売を目的としていないため、次の利用用途もはっきりしています。
9月3日 売主様・買主様双方がお集まりいただき、売買契約締結となりました。