土地売却 解体業者を選ぶ際の注意

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2021年06月11日

土地売却 解体業者を選ぶ際の注意

解体現場
解体現場
土地を売却する際に、古家がある場合、解体更地渡しが基本となります。
何故なら、建物解体には費用が発生しますし、古家がある場合イメージもダウン。
そのため、『売れてから(購入する人が決まってから)解体に取り掛かる』という売主様も見えますが、その際に注意することはいっぱいあります。

一宮市の不動産会社 リアルアイでは、複数の解体業者と提携をしております。 

解体時の近隣トラブル

よく解体工事をはじめると、近隣から言われるクレームの代表が
騒音、振動、粉塵
そして作業中・作業後の美観、境界や隣地の建物等を壊してしまった等があります。

騒音・振動はある意味、お互い様となってしまうところもありますが、作業時間を日中に行うことで、ご理解をいただくよう、工事着手前に近隣の方へご挨拶をすることが一般的です。

粉塵については、散水をしながら作業をすることが通常ですが、どうしても限界があります。

これらはある種不可抗力的なところもありますが、許されないのが、美観問題・そして近隣の建物等を壊してしまったりするケースです。 

◎丁寧な業者は、作業終了後清掃を行います。

どうしても生ずる土のついた状態でのトラックの出入り等もあるので
作業が終わったら、道路の側溝や道路などをきれいに水を流して清掃します。

これらをやらずに放置する業者は論外です。 
悪い業者の例
悪い業者の例
隣地所有者に無断で作業を行ったうえ、清掃もせずに3日間放置。弊社から解体工事発注者に申出を行い、3日後に清掃。
悪い業者の例
悪い業者の例
道路もどろどろのまま…作業が終わったのか?と疑いたくなるような現場でした。

◎丁寧な業者は、作業後の地盤もきれいにしています。

一宮市和光…土地賃借人が土地賃貸借解除の際に自己発注した解体業者の作業
地中埋設物を全て掘り起こして、きれいに整地された状態で返却いただきました。 
地中埋設物撤去作業中
地中埋設物撤去作業中
一宮市和光

業者と施主、そして土地所有者が立合い、現状を確認ののち、撤去作業を行いました。
解体工事完了後
解体工事完了後
一宮市和光

綺麗に整地を行っていただきました。
一宮市泉2丁目…こちらの土地も貸付地でしたが、賃借人の方が丁寧な業者へ発注し、作業中、土地の地中埋設物確認を行った後、きれいに整地をして返却いただきました。 
解体工事完了後

費用見積もりをする際の注意

リアルアイがお客様に解体業者をご紹介する際には、必ず聞くようにしています。

値段を優先?
作業工程を優先?
トータルで選ばれますか?

価格が安いところ?

値段を優先すると、作業員は外国人の方が中心となってきます。
日本語が伝わらないためにトラブルが生じるケースもあるようです。
しかし、近年ではその外国人作業員も日本語をきちんと話し、きれいな仕事を行う方が増えてきたのかもしれません。
むしろ、日本人作業員の場合、人件費が高いこともあります。きちんと仕事をしていただける業者ばかりではありません。何らかの手抜き工事をすることも散見されます。 

作業工程は最優先!

解体現場はどうしても工程が遅れがち、早めに作業を終えられるような工夫がされています。
しかし、手抜きをして日程を守ろうとする業者がいることも事実です。 

リアルアイは信頼のおける業者と取引をしています

不動産会社が取引を行う際に、トラブルを生じるような業者は、後々の良縁を欠く要因になりかねません。そのため、リアルアイで解体業者を選定した時は、極力現場へ出向いてその作業工程を見守るようにしています。
トータルでどこが一番いいの?と聞かれます。
いつも思うのは、『トラブルのない業者が一番!』とお勧めしています。 
事例 一宮市小信中島(繊維工場跡地)
複数の解体業者の見積もりをしました。

結果、工事発注をしたのは一番見積額が高い業者でした。
しかし、トータル金額では「これ以上頂きません!」という内容でした。
後日発生した、地中埋設物撤去が生じた際にもスムーズに対応をしていただいたおかげもあり、依頼者にとっては結果安心を買うことができました。
 
事例 一宮市木曽川町黒田(離れの解体)
初めて依頼をした業者ですが、什器を操るのは外国人作業員でした。
現場を監督する方が熱心だったおかげもあり、大きなトラブルもなく完了しました。 
事例 一宮市泉2丁目(弊社の北西隣地)
こちらの作業を依頼した業者も外国人の方でした。作業を行う上で、地中埋設物が確認され、施主とともに現地確認を行い、撤去することで同意をいただき、ハンドピックにて取り除きをさせていただきました。 

建物解体のご相談もリアルアイへ

値段ありきで他社との見積もりが著しく安い業者は注意が必要です。
後日「追加費用」を請求されることもあります。
リアルアイの見積もりは、「地中埋設物撤去費用」は原則含めていません。
これらは、多くの解体業者が明記していますが、この地中埋設物撤去費用が、大きな差を生むきっかけとなりかねません。

トラブルを起こした業者は2度と依頼をしません。
20年ほど前に過去に一宮に本社を置く下請業者がトラブルを起こした経験も。
 幸い、発注先が大手だったので、発注先がきちんと責任を取って対処いただきました。
 

素人の目と不動産業者の目は異なる。

解体業者は、自社の利益を得るために、いろいろな見えない部分での手抜きをするところもあるようです。
産業廃棄物を、地中内に埋めてしまうような業者=ほとんどなくなりましたが、今でもあるようです。 

近隣対策をきちんと講じていない業者は論外です。

解体業者は、クレームを起こさないために以下の事項を注意しています。
・近隣挨拶は必ず行う。
・工事案内を近隣に配布、その際には連絡先をきちんと明記してある
・養生シートの設置は当然のこと。
・散水しながら作業を行い、埃などが飛散しないようにしている。
・道路や周辺を汚した場合、作業終了時には必ず掃除をしてから帰る。 
・そして何よりも礼儀正しい! 

そういった面でも、差は歴然と出ます。 
 

解体の仕上がりが、土地価格にも影響する。

解体作業の仕上げは、きれいな方がよいに決まっています。
解体終了後、きれいな地ならしはもちろんのこと、建材の産廃を残さない状態で引き渡しを受けないと、後日「見た目が悪い」ということになりかねません。

不動産業者が介在して取り壊した物件と、そうでない物件では、差は歴然です。
見た目が悪ければ、せっかく建物を解体しても、かえってマイナスイメージを与えることだってあります。 
また後日産廃やごみなどを撤去しようとすると、余分な費用が生じてしまいかねません。 
 
土地売却時に限らず、建物を取り壊し予定の方、
お気軽にご相談ください。 
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