2021年07月29日
月極駐車場・空き地を狙った工務店の営業
弊社の月極駐車場管理看板が設置されている場所、その所有者は代表取締役伊藤が自ら所有する土地、
不動産図書館という会社で所有者事項調査を行い、 インターネット上に公開された電話番号で、旧所有者であった方へ電話にて営業をする工務店
東京に本社のある資本金1億円の会社…
その実態について、ありえない話でしたので、こちらで公表します。
旧所有者は、年配の方…
インターネット上で2000年の電話帳に掲載のあった電話番号を用いて、電話がかかってきました。
工務店「一宮市〇〇の土地について、お尋ねします。その土地の管理者の方は?」
旧所有者「わかりません・・・」
不審に思ったので一切答えず、電話を切ったそうです。
これで話が終わったのはいいですが、どうも不審な電話だったということで、弊社に連絡がありました。
調べると…
東京本社。名古屋に支店がある会社でした。
電話をし、担当者を呼び出し、内容を確認すると以下のとおりでした。
ご用件は?…
工務店「一宮市〇〇にて150㎡以上の土地を対象に、グループホームの建築をしていただき、弊社が30年借り上げをいたします。」
当方:勝手な話を言われても、何を理由にそんな電話を?要するに貴社は建築工務店か?どのような手法で、土地所有者を調べ上げたのか?電話番号も電話帳に載せてないはずだが・・・
工務店「現地を実際に見せていただき、不動産図書館というWEBサービスで所有者調査をいたしました。電話番号は、インターネット上の公開情報で…」
???
話の口ぶりが、明らかに新卒社員では?と思い、問いただすと、「この春入社したものです…」と。
この会社の指針として、電話応対のできない社員に追客電話をさせるのか?と疑いたくなりました。
そして、そんな用事だから「具体的にいくらの収益があるのか?」と問うと、「資料を作成してご案内します…」という次第。
不動産有効活用の基本は、収益を得られるように加工すること…
今回の話、地主が建物を建てて、施工業者である工務店が借受をするというスキーム。
これは、リース建築を中心にする会社の大半が、この方法で建物請負契約を結び、地主=大家となって貸すという仕組みです。
新しいうちは、借り手もありますが、築年数が経過することで、借り手が減り、もしくは賃料減額の話が生じることはよくある話。
その会社が、信用のおける会社?
残念ながら、大手ハウスメーカーであっても、結論=現金を建物に変えるは立派な節税となりますが、借入を起こして建物を建てる場合は、何の保証もありません。
素人をこのような形で呼び込む手法は、よくある話と思います。
説明を聞くから・・・
相手方の都合を含め、「一度会いたい」といって、アポイントを取ろうとしました。
その土地=特定がされているわけですから、名前をあえて言わずに、「現地調査簿をもとに、訪問せよ」というと、相手は「事案がたくさんあるので…」といって、個人情報を聞き出そうとします。その土地を見ていると伝えているにもかかわらずです。
そして、特定要素として「一宮市〇〇の土地の所有者だが・・・」とはっきり伝えています。 何本の電話をかけまくったのでしょう??
今回お伝えをしなかった理由は…担当者の会話が「笑い交じりで、社会人としてのモラルが欠けている」と判断したからです。
こんないい加減な電話対応をする会社に、お話を聞く時間がもったいないと思いました。
リアルアイは、基本、見知らぬ方への連絡は、本当に用事のある方のみに・・・
どこのだれか?わからない電話は対応が難しいです。
例えば、「リアルアイの〇〇と言いますが、ご所有されている〇〇町の土地の件で、お願いが合ってご連絡いたしました。境界の・・・」
「リアルアイの〇〇と言いますが、ご所有されている〇〇町の土地の件で、お願いが合ってご連絡いたしました。実は、所有者様が存じているか?隣地の方からのご相談ですが…」
このように、特定の要件がなければ、わざわざ電話を差し上げるようなことはしません。
不動産業者というだけで、身を引く人もいます。言葉でかみつく人もいます。
気を付けた対応を心がけています。
ご連絡いただけたら…
先延の事案、本当にあります。さすがに不動産業者の看板をつけていると、通常は何もないのですが、時には・・・
そんな時ははっきり言います。
その用件が地主様にとって有益な情報でない限り、お聞きする必要はないと思います。
酷い話は…管理地=売地と勘違いして、「売ってほしい」と言い出す方もいるくらいですから。
売物件を探していますという看板を設置してある場所=「いくらですか?」と言い出す方もいるくらいですから・・・。