リースバック取引に騙されない!

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2022年02月08日

リースバック取引に騙されない!

「リースバック」って何?という方も多いでしょう!
リースバックとは、
簡単に言えば所有使用していた土地・建物を売却し、そのまま買主から借受すること。

しかし、このリースバック、「売る人」も「買う人」もお互いに理解をしていればいいのですが、トラブルが尽きないと思います。

リアルアイでも「リースバック」の物件の取扱いについて相談を受けていますが…

過去に弊社で買取をすることになった戸建がありました。
ある一定期間までは、引渡を猶予しますという旨の特約を入れて取引をしたのですが、転居先を探そうと努力されたのですけれど、中々思うような転居先が見つかりません。

そうこうしているうちに、他社さんが『リースバック』 の提案をされたのでしょう…

売主様より『取引を解約したい』との申し出がありました。

弊社としては、契約書に従い、解約手続きをしたのですが、その後、「そのままその物件に住み続けてもよい 」という内容で別の方が買い受けたようです。

確かに、『転居しなくてもいい』という売主のメリットがあります。
しかし一方で、今まで所有していた戸建が、他人の所有となり、「賃貸戸建」として借受するわけですから、タダではありません。
適正な賃料設定がされているのであれば、お互いの利益もあるので良しとするべきだと思います。 

リースバックに似た商品として…

「リースバック」に似た商品として、金融機関がすすめる、「リバースモゲージ」という商品があります。

自宅を担保にお金を借り、「住まなくなったら、売って借金を返す」というスキームの商品ですが、ここで気を付けなければならないのが、あくまでも「借金」であるということです。

金融機関は、担保となる不動産のキャピタルゲイン(市場における価格変動)を考慮した担保設定をしてきます。
当然、通常の売却で処分するよりも、安価の査定となり、実際に借入できる金額は限られてきます。
 相続人がいない人などであれば、良いのかもしれませんが、所有にこだわりのない方であれば、売却して換価し、賃貸住宅に入居される方が、後々揉め事が少ない気がします。 

本来のリースバックのあり方

大手デベロッパーが、自社のマンションを売却する際に「一棟の賃貸管理~借受迄」をセットで売却するスタイルが、「リースバック」の手法として用いられていました。

しかし、最近では中小の不動産業者が、「賃料さえ頂けるなら、住んでいてもかまわないよ!だから売りませんか?」という甘い声を出すのか?という気がします。

当然、買取価格はのちの再販売を意識しますから、高値での取引は望めません。
また、「リースバック物件」として「利回り商品=投資物件」として、第三者に再販売されることもあります。
よく首都圏の業者が、「一棟マンションの売り物ありませんか?」という内容に似たところがあります。多くは、手付転売で利ザヤを稼ぐ手法だからです。

「リアルアイなら、リースバックのメリット・デメリット」をきちんとご説明いたします。
納得できる条件であれば、買受も致します。
双方納得できない条件を提示することはありません。 
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