2023年06月16日
増え続ける解体業者の飛び込みセールス
不動産業者を営んでいると、飛び込みセールスも頻繁にあります。
つい先日までは、新型コロナウイルス感染症対策と称し、訪問セールスを自粛するムードにあったのですが、ここ最近はお構いなし。
特に春先から6月に至るまで、とっかえひっかえ・・・
その特徴を考えてみようと思います。
解体業者のイメージは?
近年の解体業者の現場を見ていると、外国人労働者の方が比較的多いように思います。
リアルアイで依頼している業者も、日本人のみで作業する業者と、外国人の方が中心で作業する業者とに分かれます。
では、実際にどっちがいいの?と聞かれるのですが、こればかりはどちらが良しとも言えません。
一例であったのが、弊社が依頼した業者でなく、施主自らがネット等で検索をして依頼した業者の対応です。
この会社は、一宮市内に本社を置き、作業員も日本人。そして産業廃棄物処理業も行っている会社でした。
施主が、価格ばかりに目が行き、『ここまでしか貰っていないので、できない』という逃げの作業で、現地で目を光らせていた社長伊藤と半分口論になることも。
実際に何があったのか?をお伝えしますと、地中埋設物確認を全くしていない状態で、作業終了としてしまっている点です。
左:作業終了?隣地アスファルト部分も掃除されていませんでした。
右:地中から発見されたガラなどの埋設物。(こちらは撤去済み)
施主はなぜ解体業者に直接依頼を何故しないか?
上記のようなトラブルがあった場合、施主自ら対応しなければなりません。そうなると…。
せっかく安く見積もりがあっても、結果割高になった例はいくらでもあります。
単純に建物を取り壊すだけならいいのですが、売却するとなると、後日買主から出るクレームの一番が『地中埋設物』『越境の非告知』となる訳です。
なので、『地中埋設物の撤去をしてください』とお伝えしていたとしても、業者はある程度までは対応するものの、その内容に対して保証を本当にしていただけない事案も実際に生じています。
リアルアイは、『地中埋設物撤去費用は別途いくらかかる』とお伝えしています。
そのため、お見積もり時に定かじゃないところは、余裕を見たご案内をするべきだと考えています。
先日買取をした物件についても同様でした。
多く見積もった解体総費用に対し、実際にかかった費用は3分の2、施主との間で直接契約をしていただきましたので、施主の負担も大きく変わりました。
飛び込みセールスという概念…
飛び込みセールスに対応をする時間は、本当に無駄だと思います。
なので、リアルアイは基本飛び込みセールス営業は行っておりません。
何故か?
相手の都合を考えずに、出向くことはタブーだと思うからです。
従って、弊社宛に営業目的で来社される場合、必ず予約をしていただいてからの対応としております。
そして失礼かもしれませんが、インターフォン越しの対応しか行っておりません。
玄関扉も施錠してあり、自由な出入りはできません。
それでもアポなしでご来社される?
お話を聞くだけで3分あたりいくら?という単価を決めて対応する業者もあるようです。
なるほどと思いました。
この会社のコピーを見ると、以下のような記載が・・・
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〇仕事を中断してお話を聞くため、料金が必要です。
〇無料でお話を聞くことはございません!
〇ご挨拶も名刺交換も営業資料も不要です
〇料金は先払いとなります。下記の料金表を確認の上、料金をご用意の上、ご入店ください。
【料金】
※3分毎、5,000円(最長15分迄)弊社にとって100%メリットある提案ができる確証をお持ちの場合、3分間お話を伺います。但し、弊社担当がメリットを感じられないと判断した場合は、上記金額の倍額をお支払いいただきます。
※鉄板の一発ギャクがあるかたは、電話でアポイントを取った上でご来店ください。
当社社員の過半数を笑わせたら3分間だけお話をお伺いします。
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リアルアイもそうしようかな?
『インターフォンをご利用下さい』と扉に記載をしてあっても、堂々と取っ手に手をかけられる業者さんがあります。
その前に、携帯電話で営業セールス電話を受け付けていない弊社は、会社の固定電話から事前にかけていただいてからの対応をお願いしています。
さらに・・・0120、0800、東京などのコールセンターからのアポイントを取るような電話応対には一切応じておりません。
会いたいと思う理由があるはずです。
無駄な営業活動だと思います。
余分な時間を割くだけ無駄だと思います。
担当者がとっかえひっかえ変わる会社に信用はありません。