2021年01月11日
不動産業者の物件確認って?
不動産ポータルサイトって?
テレビCMでも最近よく見かけるアットホーム、これは不動産ポータルサイトといって、いわばエンドユーザー向けの広告として、購入者や借受者を募るための広告媒体です。リアルアイも、自社物件のみならず、他社から依頼のあった物件においても掲載を行っています。
アットホーム以外にも、不動産ポータルサイトはSUUMOやLIFELなどがありますが、掲載内容は重複する必要はないので、基本1社での掲載対応をさせていただいております。
指定流通機構って?
売却依頼を受託する場合、専任媒介契約・専属専任媒介契約を売主様と締結する場合、一定期間以内に売り物件情報を不動産流通機構への登録しなければならない義務が不動産業者はあります。
これに登録しますと、広く契約の相手方が探索できますが、近年では取引状況なども「商談中」「契約予定」等、入力できるシステムとなっており、他業者との取引も可能となる内容となっています。
売依頼受託業者は、買委託を受けた業者からお問い合わせがあれば、資料提供をする仕組みとなっています。この際に[物件確認]と称して、電話で売受託業者に連絡をします。
不動産業者の物件確認モラル
一宮市の不動産会社 株式会社リアルアイでは、売却依頼をいただいている物件について他業者からのお問い合わせに対するポリシーを設けております。
月曜と木曜に不動産業者から問合せが集中する理由
売依頼をいただくと、週末に間に合うように様々な広告媒体を駆使して販売活動に入ります。あるフランチャイズの会社は小さな文字で沢山の物件掲載をして毎週のように折込広告が…これらの原稿のもととなるのは自社だけでは賄いきれません。
となると、「チラシに掲載したい」「自社ホームページに掲載したい」「不動産ポータルサイトに掲載したい」となるわけです。
どの会社が?とはいいませんが、頻繁にかかってくる会社の多くは担当者がもつ携帯電話から…これでは免許制となっている宅建業者の確認が取れません。 月曜日に問い合わせがある内容の殆どは、チラシ掲載依頼、木曜日に問い合わせのある内容の多くは、自社ホームページ掲載依頼が多い傾向にあります。
他社で直接物件の紹介ができるお客様の登録があるか?ほとんどないと思います。
お客様の来社時以外では、まれだと思います。なぜなら、購入を真剣に検討するお客様は、ご自身でポータルサイトやチラシなどをよく見ているからです。
ハウスメーカーのご担当者から問い合わせのあるやり取りの一例をご紹介します。
①携帯電話による問い合わせの場合
アットホームを見たのですが…物件の資料をFAXで送ってもらえませんか?
仲介には入りませんので。
⇒リアルアイはペーパーレス化のため、FAXでの物件資料提供は行っていません
⇒メールでの問い合わせをお願いします。
すると…なぜか?携帯電話の連絡先以外は記載がありません。
②FAXによる問い合わせの場合
予算○○万円まで、地域:○○ 面積:○○坪以上
このような物件がありましたら、FAX下さい。
○○ホーム
担当:○○○○
電話:090-○○○○ ○○○○
⇒ここでも携帯電話です。そして何故か?FAX番号があります。
③ポータルサイトお問い合わせフォームによる問い合わせの場合
専用フォームに入力されている内容は…
<お客様のプロフィール>
お名前 :○○工務店 ○○
メールアドレス : 会社のアドレスが記載されています。
郵便番号 :
住所 :
電話番号 :なぜか?携帯電話…
連絡希望の時間帯 :
その他の連絡方法 :
性別 :
年齢 :
入居希望時期 :
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<物件に関するお問合せ内容>
・物件の詳細を知りたい(周辺環境や条件など)
[その他]
○○市の○○工務店 ○○です。 媒介には入りませんので、お客様へのご提案の物件資料をメールでいただけますでしょうか。 お手数ですが、よろしくお願いします。
⇒参考までに弊社が掲載をしているアットホームの担当者にその旨をお話しますと、不動産業者間の掲載物件に対する「物件確認はご遠慮ください」 とお伝えしているようです。それでも、平気なようです。
物件の詳細を知りたいとありますが、掲載物件情報以外に知りたいことと言えば、多くの掲載物件には地番の記載がありません。それ?現地を見に行くためだけなら、地図は掲載しています。そして多くが現地看板の設置がされています。何のために?と感じてしまいます。
そして資料提供をしても多くの工務店担当者からのフィードバックはほとんどありません。酷い例では、他の同じ店の別担当者から同じように問い合わせがあることも。これらの情報はどのように扱われているのか?大変疑問です。何回も同じ担当者から資料請求→FAX図面要求…????ありえないと思います。
コロナ禍において、在宅テレワークによる勤務がまた増える気配がありますが、弊社は基本店舗に出社し、随時対応をさせていただいております。
リアルアイからご連絡をする際には、基本固定電話から…
お客様のご連絡先をお互いに交換した場合、出先の時、お客様に対し携帯電話でのご連絡可否を確認してから、携帯電話を利用しています。
テレワークがはじまると、お客様からのお問い合わせに対応する場合、多くが転送による電話対応…となると受電する側は、携帯電話となる訳です。そこからの折り返しも、基本携帯電話からとなります。
不動産業者、ご担当者様へ
資料請求は、指定流通機構登録物件=分かれで取引いただける物件です。図面登録も基本しています。
それ以外のお問い合わせはご遠慮ください。物件確認?と聞き返すことになります。
ハウスメーカー、工務店ご担当者様へ
お客様へ直接提供する資料として土地の資料提供をさせていただいております。お客様自身も必死に探されていると思います。できましたら、お客様のご紹介をお願いいたします。
物件を探してみえるお客様へ
その物件のことを知り尽くしている不動産業者にお問い合わせをすることが一番望ましいと思います。
不動産情報は常に変化をしています。どの業者を介して取引するのが一番いいのか?よく吟味してからが一番良いと思います。土地の場合、ハウスメーカー・工務店まかせにすることはあまり良いとは言えません。
売却依頼をするお客様に安心していただくために…
コロナ禍で、在宅中の物件を売る場合は神経を使う時代です。
そして情報が蔓延する中で、いかに売り物件情報を大切に扱うか?
これらを意識してリアルアイは、不動産売却のお手伝いをさせていただいております。
過去にトラブルのあった不動産業者には、取引をご遠慮いただいております。
一例として、建築時に境界確認もしないままコンクリートブロックを積み、建築工事に着手した工務店(事実関係を知らないと担当者は言っていましたが…)
一例として、ウソ偽りをいって取引に揉め事を作った業者…
一例として、人間関係が円滑にできないと判断し、取引をお断りしているにもかかわらず、連絡のある業者…
トラブルを未然に防ぐために、大切に取引をしたい!リアルアイのポリシーです。