2021年12月03日
ハウスメーカーと不動産会社との差
リアルアイでは、土地取引の際に、マイホームを建築するお客様のニーズにお応えするべく、資金計画などもアドバイスをさせていただいております。
今回の話題は、『ハウスメーカーと不動産会社の差』について語ろうと思います。
住宅展示場へ行くべきではない?
一宮市内にも、住宅展示場がありますが、気を付けなければならないことがあります。
『住宅展示場』=展示する家、つまり『見せる家』であって、住む家ではないということです。
各メーカーは、その会社の比較的売りたいと思う商品を展示、つまり見本として建てています。
このコストは、結構な額ですし、建物面積も一般の住宅に比べて一回りも二回りも大きな面積となっています。
この場所に出向くと、週末はキャラクターや戦隊モノのイベントショーなどをやったりしています。何故、そんなショーをやらないといけなのか?
より多くの来場者を呼び込みするためです。
TVCMも同じです…
住宅展示場へ出向くと、最近は必ず記名を求められます。
何故なら、新型コロナウイルス感染症の観点から、何処で感染したのか?という不安を払しょくすることが目的です。
金融機関(特に証券会社)においても、同様の扱いをしていることと聞きます。
『予約制営業』…そうすることで、本当に用事のあるお客様だけにご来社いただく、ご来店いただくというスタンスがとれます。
〇家を建てたいと思うけれど…
1.土地はある、建築を検討される方
2.土地がない、建築を検討される方
優先順位は、当然『土地がある』お客様です。
メーカーの営業が一番対応したいお客様だと思います。
『土地がない』お客様の場合、もう一歩踏み込んだ話になります。
1.資金計画がしっかりしている方
2.資金計画もあいまいな方
資金計画があいまいな方については、大まかな資金計画を聞くことからスタートとなります。
そうなると、各メーカーの施工単価により、その優先順位が決まってきます。
〇大手ほど、『そのメーカーで建てたい』と思う施主が集まるわけです。
〇大手ほど、『予算から接客に入る』お客様には、時間をかけないケースが散見されます。
〇土地のない施主をいかに決めるか?が成約できるか?否かの決め手になることもあります。なので、各メーカーは、『あなたのご希望に合う土地を探します』と言い出します。
不動産会社へ建築の相談をした場合は?
不動産会社へ建築の相談をした場合はどうでしょうか?
購入を検討する土地に合わせた予算設定がカギとなります。
何故なら、土地を先行して購入する場合、住宅ローンを利用するケースの際は、土地+建物の総額に対して、予算や融資額を決めて契約締結をするからです。
そして、各ハウスメーカー、工務店とは業務提携を結んでおり、ご希望に合うメーカーをご紹介しております。
リアルアイの場合、
積水ハウス、セキスイハイム、パナソニックホームズをはじめとする大手から、地元の工務店に至るまで、各社と提携を結んでおります。また、提携のないメーカーさんでも、お聞きいただければ、ご一緒に建築のご相談もさせていただくことができます。
土地から予算設定をするか?建物から予算設定をするか?
土地+建物のご予算が5000万円だとしましょう。
ハウスメーカーの場合は、施工単価による概算請負総額を計算し、その残りを土地購入費用として案内をしていきます。
不動産会社の場合は、建築したい建物の規模・面積から、その地域に建てられる最低面積を割り出し、土地費用から積み上げる方式となります。そのため、土地の価格によって、予算により建築できるメーカー、建築できないメーカーをご案内できるということです。
つまり、大手で建てたいと思っても、総額予算面で不足するケースもあれば、 建築面積を少し考慮に入れて、プランニングをするのか?によってその差が出てくると思います。
結論
お客様の目的は?
新居を取得することだと思います。
どうすれば?
やはり、選択する際の優先順位をつけるべきだと判断しています。
なので、ない袖は振れぬ…じゃないのでしょうか?
大手パワービルダーの建売が売れる理由はそこにあります。