リアルアイが管理していた一宮市大江の土地は戦災復興で区画整理をした場所です。
そのため、従前の建物が建っていたところをできるだけ取り壊さずに境界整備をした経緯があり、昔から、『土台切り』という手法で境界が定められていました。
近年の建築では「敷地境界線から50センチ離して…」という民法の定めで、各建物がお互いに隣地へ越境しないように行われるようになっているのだと思います。
しかし、この建築前に境界整備をきちんとしないとどうなるのか?
この時、新築をしようとされた隣地は、自己の境界整備を怠り、隣接する土地に越境する勢いで施行されるという事案が生じました。
当時、境界整備をされずに建築が始まり、そして工事差し止めをする何とも言えない事案に発展した事件は、過去に建てられた建物が土台も含めて越境しているということが判明する次第になりました。