高齢者の土地売却

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2024年10月30日

高齢者の土地売却

ご依頼を頂いているのは、70代後半の高齢者様
親から相続した土地の多くは、農地…
その中でも空き地や空き家で固定資産税・都市計画税の負担が重い市街化区域の宅地や調整区域の既存宅地を中心に取引を進めてまいりました。

今回は、そんな高齢者が売却する場合の注意点について… 

売却の判断能力が全て

不動産を売却する理由の一つに、相続対策を意識したものがあります。
今回も相談も同じです。

関東に住む娘、親とは離れて住む息子、関西に住む息子…
親の高齢化と共に、親が所有する不動産は、有効活用ができるのか?
少なくなった年金で税負担ができるのか?
使いもしない土地を放置しておいてよいのか?

こんな相談から、いくつもある土地を処分されてきたようです。 

『売るなら今!』と判断されれば、即行動です。
本人の意思がしっかりしているなら、取引は問題ありません。

ところが・・・年々多く相談されるのが痴呆などによる判断能力の低下。
こればかりは、不動産会社がいくらアドバイスをしても、誰も助けてもらえません。

そのために、生前贈与をしたり、判断能力のあるうちに換価する等、様々な手法がとられるわけです。 

売却における家族の協力

難しい不動産売買契約書に出てくる言葉をきちんと理解していただいているのだろうか?

難しいのではなく、難しく考えるからだと思います。

商品はいくら?(売買価格)
いつまでに渡す?(所有権移転時期) 
その条件は?

この単純なキーワードをきちんと説明できるか?きちんと理解いただけるか?がカギとなります。

また、取引の際に、自宅で行うのではなく、不動産会社の事務所や金融機関などで行うことも多くあると思います。

となると、そこまで出向く際の移動手段なども考慮しなければならないです。

諸手続きにおいても、生命保険会社などが2名以上の社員で対応するという傾向にあるように、複数の担当者とのやり取りを記録するなど、要件も多くなってまいります。


となると・・・契約時にできればご家族の方が同伴いただくことが一番いいのでは?と感じています。 
 

売出し前に測量をするメリットをきちんと理解してもらう

何故売るのに費用がかかるの?

そういわれてしまうことも多くあるのですが、リアルアイは基本測量を事前にしていただくことをお勧めしています。
その際、費用も発生します。

費用の負担は?となる訳です。

高齢者の方には、『売れてもいないのに払わなければならない』という義務感は理解していただけるのですが、一方山林等の原野商法に引っかかるケースも多々あるので、注意が必要です。

何故測量が必要なのか?
後々取引をする際に、揉めないための秘策なのです。 
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